ヌーベルバーグの演奏会を終えて

12月2日に、初めてオーケストラと共演しました。私は
子供の頃からピアノをやっていたので、10代の頃にオーケストラと
コンチェルトをやらせて頂いた事があります。が、
声楽をオーケストラでやるのは初めてでした。

リハーサルの時に、リハーサル室に通して頂いた瞬間、
”え!?こんなにいるの!?”と、脚がすくんでしまう思い。
想像ではもう少し小編成のオーケストラだと思っていたのです。
協会の方から、”全員乗りますから”と言われ、更に足がすくむ。
モーツァルトなんかですと、オケでも金管が入らないので、
曲で、乗らないメンバーもいるわけですが、プッチーニはオーケストラも
大編成なのです。
いや、アメリカを一人で闊歩した事もあるのだから、大丈夫、
と、こんな時に過去の自分の勇敢な挑戦を思い出したりして…。
かなり緊張して、リハーサルの出だしは、ふるふる、って感じでしたが、
途中から声も乗ってきて、そして、魂が叫ぶような喜びでいっぱいになりました。
あ~生きてるとなんて素敵な瞬間が、あるのだろう!!って思いました。
いつも、音楽的感性を魂レベルで向上させるためには、新たな挑戦とか、他の音楽家との音楽的感性のテレパシーの交換は、必須だと思っています。

本番は、意外と肝が据わってしまう方なので、無事に終わりました。
最初の体験というのは、ドキドキがマックスなもので、果たしてこんな大勢の音が鳴る中で、自分の声が聞こえるのかしら?なーんて不安から始まるのに、合わせなどを重ねるうちに、慣れてしまうわけだから、いかに、経験が大切かと思います。なんでも、思っているうちが、一番難しく感じるのではないかしら。

指揮者も素晴らしい方でオーケストラもとても良いオーケストラでした。

2019年も、できるだけ本番を重ねたいです。
行動と経験こそが価値、というのは、最近読んだホリエモンさんと西野さんの本に書いてあり共感致しました。

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